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zoom RSS ハゴロモ

<<   作成日時 : 2008/06/27 13:33   >>

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よしもとばなな著です。

ハゴロモ:天人が着たという鳥の羽で作った衣。
だそうです。辞典によると。

この作品でのハゴロモって優しさとか温かさとかそういう意味合いです、きっと。
読んでて優しくなりますもん
ハゴロモのようなふわっとした感じの温かさ、といった印象受けました。

長い不倫生活から突然別れが訪れ主人公の女性が
故郷に戻る、という始まりです。


いつも側にいた人から別れを切り出される、これほどこたえるものはないと思います。
けどそれを自分の中で越えて、言葉にしようとしてもなかなか難しくて出来ない。
この作品はその難しい心の動きっていうか、変化というか
感じ方をすごく自然に何一つ難しくなく書いている。
だからすんごい体に入っていきましたね。


正常じゃない時の気持ちの変化ってほとんど病的だったりすると思うんです。
で、頭では自分やばいなぁとかなんとなくわかってる。
けど、心が伴わない。
だから苦しくて苦しくて心が保てなくなる
割と誰にでも経験のあることですよ。


で、この一つ失恋して田舎に帰るというのもよくある話です。
ちょびっと充電したらまた元の暮らしに戻るんです。
普通はね。
けど不倫です。割とヘビーですね。
普通の恋愛と不倫の違いは何か?
常に待ちの姿勢なんですよね。不倫って。
不倫には普通の恋愛以上のルールというものもある。
忍耐強くなきゃ、その山は越えられないってもんですよ。
それに必ず誰かの不幸の上に成り立っている愛の形。
なんかそれも愛と言い切っちゃっていいのかね?と常識を持ってすれば首をひねるところですけど。

結構一方的な別れなんです。
けど来るべきときが来たんだな、という結果でもあったと思うんです。
それを考えられなかった主人公の女性はよほどぬるま湯の中に長くいたんでしょうね。
不倫ってなんなのか?離婚してもらって自分と一緒になってもらう。
相手が側に感じられる距離の時は傲慢にもそれは当然と思うんです。
けど、色んな決心ってほとんどが日常の中に流されていって結局はなぁなぁの関係がずるずると
引きずられていくんです。
絶対に健康的な恋愛じゃないんですよ。
心が疲れるって一番嫌な疲れ方です。
心配したり疑ったり悪いものばかり呼んでしまう恋愛なんです。
じゃなんで奥さんいる人とそんな事になってしまうのか?
好きになったものはしょうがないじゃない、を言い訳にするのはあまりにも幼稚。
後腐れなく割り切れるほど、腹黒い女じゃなきゃしちゃいけない恋愛。
まっすぐ過ぎて好きになったらとことん進んで、
でもやってることは人から後ろ指さされるような事です。
分別持たなきゃ泣かされる女が後を絶たないんだと思った次第です。
なんでこんな不倫の恋愛について熱く語るかというと、
かつてそんな恋愛をして地元に帰ってきた友人がいるんす。
はっきり言ってぶっ壊れてました、その子
どんな状況なのかとかその恋が始まった頃から色々話も聞いてたし
行方が気になってはいたんです。
で、近頃終わりを告げて地元に舞い戻った、と。
だからこの手の恋愛についてよく考えたものです。
友人の不倫は、というか実際の生身の男と女の不倫って
もっとこう、なんていうか不安定で傍から見てたら苦しいです。
だからちょびっと熱くなってしまいました。すません。
作品の中ではドロドロとした部分がはっきり言って無かったと思います。
割とさくさくっと片付けられて行ってて、ま、話の中心がそこでは無かったので
恋愛中の事は深く掘り下げることもなかったんですがね。



で、田舎に帰った主人公がどうやって心を癒していったかがこの作品の柱ですね。
小さな町に帰ると記憶が蘇ってくる。
そしてその記憶を頼りに人と人とが、自分と町とが繋がっていく。
始まりめっさ暗かったのに、この辺になると全然陰の要素ないんですよ。
明るくなれるというか、柔らかいんですよね、全体の雰囲気が。
強引じゃないし、怖くもないし、激しいわけでもない。
たまにちょびっとさびしくはなるんですけど、それでもあったかい
そういう本です。


若いうちってどうしても恋愛が生活の中心だったりするし、
そうじゃないとその先が見えないというか、
周り全てに影響出ちゃうし。
けど、人の生活って年齢関係なく家族とか友人、知人とか
もちろん恋愛関係も含めて広い意味での社会との繋がりだったりするんですよね。
何気ないことだけど、自分を知ってる人と並んで座ってるだけで孤独じゃないというか。
読んでるだけで、あぁそうだよなぁ。と何遍も思うところがありました。
難しくないところが一番おすすめ出来る点です。
色んな事考えすぎたり、頑張りすぎたりした時に読むべき本かな、と思いました


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